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キッチンには独立型と対面型がありますが、それぞれの特徴を教えてください。

団地(マンション)の発生に伴い、空間の有効利用として、また核家族化での子育ての面から、対面型キッチンが出現したと思われます。

キッチンの型は居間・食堂との関係で決まると考えられます。まず、型の分類は、居間(L)、食堂(D)、キッチン(K)の組み合わせにより、
独立型はL+D+K、 LD+K、
対面型はLDK、L+DKとなります。

人間には、視覚、聴覚、嗅覚、 味覚、触覚の五感があり、住宅(建築)では味覚以外の四感が関係しています。
独立型では視覚、聴覚、嗅覚が守られ、居間・食堂に応接機能を持たせることができますが、孤立感があります。
対面型ではそれらがすべて開放されており、対話の楽しみもあり、居間・食堂とともにファミリースペースの意味合いが強くなります。

また、新しい考え方としては、LDK一体型ではありますが、視覚だけを遮る有効な壁を設ける方法もあります。それぞれの特徴を生かし、長期に渡る生活イメージを作り上げ、住宅の計画をされると良いかと思います。

『月刊ぷらざ2002年2月号掲載』回答:林修司 (JIA会員)

6 月 13, 2005 カテゴリー: 計画 |

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